チョウザメについて
「美味」「食感」「栄養」のバランスの取れた三ツ星食材
チョウザメ（キャビア・フィッシュ）の名前は、チョウザメと「サメ」が付いていますが、実はサメではありません。
その身体的特徴も生態も、多くの面で異なります。
全体的にサメに似ていること、また、鱗の形が蝶々に似ているためにチョウザメと名付けられました。
実は、「エンペラーフィッシュ」や「ロイヤルフィッシュ」とも呼ばれ、皇帝や王様に献上されたほどの高級食材だったのです。
チョウザメはキャビアだけでなく、身も食べることができる食材で、あっさり淡白な味わいが特徴。
生で食べるとフグに似た食感で、味は鯛に近い感じで、お刺身やお寿司でも楽しめます。
今、その魚肉の美味しさはもちろん、ヘルシーさでも注目の食材です。淡白で独特の食感があり、旨味成分や栄養価も豊富。
ぜひ、一度お召し上がりください。
淡泊で小骨がなく、食べやすい
他の魚に比べて良質のタンパク質(必須アミノ酸)が非常に多く、特にうまみ成分であるグルタミン酸、アラニン、グリシン、アスパラギン酸が多く含まれます。 また、一般に魚肉はコラーゲンが豊富とされていますが、チョウザメにはマダイよりも豊富に、そしてヒラメに匹敵するほどコラーゲンが含まれているという報告があります。
骨の成長や回復を支える
骨の構成物質(特に軟骨)の一部であるコンドロイチン硫酸。 関節部分の動きを滑らかにしたり、キズの自然治癒に不可欠な物です。この物質が、チョウザメの骨に多く含まれています。 また、高タンパク質で適度な歯ごたえのあるチョウザメ。しっかり噛むことで唾液が分泌され、パロチンという唾液ホルモンが出て、骨や歯の発育を推進させる働きを助けます。
チョウザメの栄養素
- 1.脳の機能性を活性化するグルタミン酸が、チョウザメには豊富に含まれている。
- 2.チョウザメに含まれるアスパラギン酸は、栄養素の吸収と疲労回復に効果がある。
- 3.アラニンは、肝臓を動かすエネルギー源。肝臓の健康に欠かせない成分。
- 4.血液をよくする働きのあるグリシン。睡眠の質を高める。
- 5.その他、コラーゲンやコンドロイチン硫酸、アミノ酸価やカルノシンも多く含まれている。
